函館地区ハイヤー協会 夜間巡回指導
update 2007/5/11 10:54
函館地区ハイヤー協会(鍵谷良一会長)は、11日から6月上旬までの週末、函館市本町地区でタクシーやハイヤーに対する夜間巡回指導を行う。規制緩和による競争激化やマイカー普及に伴う客離れなど、厳しさを増す経営環境を打開しようと、乗務員のモラル向上で業界のイメージアップを図る。
同協会による巡回指導は通常、平日の午前9時から午後5時まで、市内の繁華街や観光地を中心に実施。違法な駐停車や客引きがないかなどに目を光らせてきた。悪質なケースは会社に通報。通報を受けた会社は、違反した乗務員に対し厳重注意や始末書提出、出勤停止などの処分を下すなど、近年は厳罰化の方向にある。
夜間の取り組みはこれまで、関係機関と合同で実施したことはあるが、独自では初めて。加盟する事業所のうち、函館、北斗両市、七飯町の24社の各社1人ずつが所属する指導委員会(横田有一委員長)が、金・土曜の午後10時から1時間程度、道道五稜郭公園線(行啓通)付近を重点に指導する。6月2日まで。
また、同協会は4月上旬、市に対して、本町と大門地区にタクシー乗り場を設置するよう陳情書を提出。乗務員約1200人分の署名付きで、より良い環境整備に向けて弾みをつけたい考え。
同協会は「法律違反は従事者自らの力で改善していかなければならない。タクシーに対する信頼回復を実現することで、乗り場設置の推進につながれば」と期待している。
提供 - 函館新聞社
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