ロシア極東大函館校が就活支援に本腰
update 2007/5/11 10:54
ロシア極東国立総合大学函館校(イリイン・セルゲイ校長)は、求人・企業情報の閲覧や就職相談などを行う「キャリアサポートセンター」を同校に整備した。15日に開所し、同校の学生の就職支援に本格的に乗り出す。学生が将来を見据えた職業選択ができるよう助言するとともに、高就職率をアピールし、入学者増につなげたい考えだ。
同校によると、ロシアの経済成長に伴い、主に東京や名古屋の物流関連企業からの求人が増加傾向にある。ロシア語を話せる人材が求められる一方、人材が不足しているという。同校の就職率は2005、06年度2、4年制とも100%。本年度の在校生は28人と小規模校ゆえ、「手厚い支援で入学から就職まで保障したい」(同校)と高就職率の維持を目指す。
3年前から準備を進め、同校の小笠原雅事務局長が就職指導に関する研修を受け、「キャリアサポーター」(財専修学校教育振興会認定)や「初級教育カウンセラー」(日本教育カウンセラー協会認定)を取得。授業終了後、同センターに常駐し、学生の就職相談などに応じる。
4月からは2年制のロシア語科1年生と4年制のロシア地域学科の2、3年生を対象にした就職支援プログラムをスタートさせ、ハードとソフトの両面でバックアップする。
小笠原事務局長は「やっとほかの学校と足並みをそろえることができた。履歴書の書き方や面接の受け方などのノウハウだけでなく、人生設計を描く中で積極的な職業選択ができるよう手助けしたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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