西尾市長が就任後初めて函館商工会議所を訪問
update 2007/5/10 11:30
西尾正範函館市長は9日、函館商工会議所を訪れ、高野洋蔵会頭らに就任あいさつをした。市長選で経済界首脳を批判したこともあり、両者の不協和音も心配されたが、「終わったこと」との考えで一致し、以前と変わらぬ連携態勢を取ることを確認した。
市長選で同会議所の政治団体、日本商工連盟函館地区連盟(会長・高野会頭)は、現職だった井上博司氏を推薦。西尾氏は、井上氏と議会、経済界トップの関係を時代劇の「水戸黄門」になぞらえて批判したことで波紋が広がり、市長就任に際しては、関係修復が大きな課題の一つとなっている。
同会議所では、高野会頭をはじめ、古川雅章専務理事、野崎隆夫事務局長が応対し、会談時間は約30分。西尾氏が選挙公約に掲げた、子育て支援や人づくりなどのソフト面に重点を置いていくことを説明したところ、同会議所側から一定の理解が得られたという。
会談を終えた西尾市長はインタビューに応じ、「地方都市は苦しいという共通認識の下で連携していく。選挙は選挙ということで整理した」とコメント。高野会頭も「選挙中にあったことは一切水に流すと話した。今後は地域の活性化に向け、どう考えるべきかを互いに調整していきたい」と話した。
提供 - 函館新聞社
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