函館水産物商業協同組合「魚魚(とと)の日」を制定 第1弾として15日に「ピリ辛サンマ」販売

update 2007/5/10 11:29

 函館水産物商業協同組合(藤原厚理事長)は、魚食普及に向けた新たな試みとして「魚魚(とと)の日」を制定し、旬の海産品を特価で提供する。第1弾として15日に函館市内・近郊の鮮魚店・スーパーで「北海道産ピリ辛サンマしょうが風味」(1袋3尾入り)を通常価格480円のところ280円で販売する。

 同組合は30年ほど前に「魚の日」を定め、近郊でとれた魚介類を中心に販売拡大を図った。その後、各店独自に曜日や日付にちなんだ「魚の日」に取り組むようになったことから、所期の目的を達成したとして数年前から休止している。

 今回、名称を変えて再スタートする背景には、消費低迷に悩む水産業界を再興させる狙いがある。「魚魚の日」は不定期の開催とし、商品は高品質を追求するため、同組合の魚食普及委員会で試食し、合意を得た上で選定する。

 「北海道産ピリ辛サンマしょうが風味」は3月に釧路の水産加工業者が発売した。使用しているサンマは1匹180―200グラムと大型で、脂乗りが良く、すりおろしたショウガなどを加えたことでより良い風味に仕上がっている。

 同商品は8000袋を仕入れ、同組合加盟の小売店のうち、「魚魚の日」のポスターを掲示した約200店舗で取り扱う。藤原理事長は「自信をもって勧められる商品なので、ぜひ食べてほしい」と話している。

 問い合わせは同組合TEL0138・22・5804。

提供 - 函館新聞社



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