市内の百貨店など母の日商戦
update 2007/5/10 11:29
13日は「母の日」。函館市内の百貨店やスーパーでは、母の日用のプレゼント専用コーナーが設けられ、「お母さんありがとう」の気持ちを託す贈り物を探す客でにぎわっている。ことしは、定番の花に加え、高級感を出した食品が注目されているという。商戦は週末にかけてピークを迎える。
丸井今井函館店(本町32)では「『ありがとう』はギフトで絆(きずな)になる」と銘打ち、各売り場でプレゼント品を陳列。「ハンカチフラワー」(840円から)はハンカチを花のように織り込んでいて、人気を呼んでいる。
ことし初めて企画した「母の日御膳(ごぜん)」は、4月下旬の予約開始から好評で、販売予定数を増やして対応。市内の割烹料理店やすし店が手掛ける高級弁当。人気の理由について販売促進室の矢野隆之係長(35)は「母親を主役に、家族みんなでおいしく楽しめるからでは」と推測する。
イトーヨーカドー函館店(美原1)では、2日から地下催事場の専用コーナーを拡大。近くの幼稚園児が描いた「お母さんの似顔絵」を展示し、和やかな雰囲気を演出する。
同店ではフラワーギフト関連品を例年の2倍ほどにした。家庭用品担当マネジャーの福島雅則さん(31)は「花はいつの時代も人気で誰にでも愛される。花とエプロンやバッグなどを組み合わせてプレゼントする人も多い」と話す。
ガーデンショップきこうえん(中島町38)も毎年この時期、母の日用の花束などの予約が集中する。最近は、カーネーションのほかに、数種類の花を組み合わせた「寄せ鉢」が人気で、遠方に届けるサービスも利用されている。
同店従業員の大釜いそ子さん(62)は「20―30代の夫婦で、自分の母と義母に同じ種類のプレゼントを届ける人が多い。感謝の気持ちを真心とともに花に託してほしい」。同店では例年、母の日当日に大勢の小学生がカーネーションを買い求めに訪れ、にぎやかになるという。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。