国民生活金融公庫 2006年度教育ローン融資、5年連続減少

update 2007/5/9 18:23

 国民生活金融公庫函館支店(小島重樹支店長)は、渡島・桧山管内の2006年度「国の教育ローン」の融資実績をまとめた。融資件数は前年度比15・1%減の722件、融資総額は同10・5%減の9億5300万円で、ともに5年連続の減少。1件当たりの平均融資額は131万円で、前年度を約6万円上回った。

 資金別で、最も多いのは「入学資金」で488件(同16・3%減)、7億4234万円(同11・0%減)。次いで「在学資金」が234件(同12・7%減)、2億1112万円(同8・7%減)だった。

 利用した学校別内訳の構成比は、件数では大学が34・2%(同0・8ポイント減)、専修学校が34・1%(同3・5ポイント増)、高校が14・0%(同3・1ポイント減)、短大が5・4%(同0・6ポイント増)、その他が12・3%(同0・2ポイント減)。

 金額で見た場合、大学が38・7%(同2・6減)、専修学校が36・8%(同5・2ポイント増)、高校が7・5%(同2・5ポイント減)、短大が5・8%(同0・2ポイント増)、その他が11・2%(同0・3ポイント減)。

 件数、金額ともに、専修学校の割合が上昇する一方、大学と高校が下降した。

 なお、同ローンは大学や短大、高校、専門学校などに入学、または在学する学生・生徒をもつ保護者が対象。学校納付金、通学に必要な交通費、アパート・下宿代など住居費用などの資金を融資している。

 融資額は学生・生徒1人につき200万円以内、返済期間は10年以内。金利は年2・3%で、10日から年2・5%に引き上げられる見込み。

提供 - 函館新聞社



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