水のある風景 元町配水場噴水池/水が永遠に街を潤いを与える願い
update 2007/5/8 11:19
1889(明治22)年、日本で2番目の近代水道として完成した函館の水道。その発祥地、函館市元町配水場にある噴水池には「清泉滾滾」(せいせんこんこん)と書かれ、函館の水が枯れることなく、永遠にまちを潤すことを願っている。
函館は日本最初の貿易港となった一方、水の便が悪く、86(明治19)年にはコレラにより約1000人が亡くなった。水道普及は市民の大きな願いだった。
同配水場は、水道創設100周年を記念して1989年から開放、同年に噴水池も造られた。現在、ここの水は函館山周辺の市民約2万人の生活を支えている。山のふもとにある噴水池から市内を望むと、水のある豊かな生活に感謝し、限りある資源“水”を大切にしようとあらためて思う。
提供 - 函館新聞社
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