上の沢タケノコ園、遭難対策強化し開園へ

update 2007/4/29 11:07

 【上ノ国】遭難が相次いだ上ノ国町湯ノ岱国有林の「上の沢タケノコ園」の運営をめぐり、同園を管理する檜山森林管理署(飯塚充由署長)は28日までに、安全管理体制の強化、閉園時刻の繰り上げなどの遭難防止対策を図った上で本年度も開園することを決めた。

 遭難が相次ぎ、昨年はシーズン途中で休園。同管理署、上ノ国町、警察、消防の4者で開園の是非を協議していた。町内外から開園の要望が多く、遭難対策を強化するほか、入山者のマナー向上などを呼び掛けた上で開園することで合意した。

 安全管理対策として@道に迷った場合に下山ルートとなる連絡歩道を新設A危険な場所を知らせる注意喚起の看板増設B道路案内板の改修―などを実施。昨年までの閉園時刻は午後3時だったが、遭難発生時の初動対応が日没後となるため、同1時に繰り上げる。

 遭難発生時の対応を迅速化するため、氏名、住所、車両ナンバー、連絡先、入山人数を報告する「入山届」の提出を求める。用紙は国有林ゲートの詰め所で配布する。さらに、開園時には混雑も予想されるため、同町役場、湯ノ岱・石崎両出張所、同管理署、同管理署湯ノ岱合同森林事務所の5カ所でも配る。

 入山者の無理な行動が遭難につながるケースも多いため(1)タケノコ園区域外に出ない(2)家族に行き先を知らせる(3)鈴、ラジオ、笛など音の出る物を携行する(4)ヒグマの出没予防に向けてごみは持ち帰る―などのマナー向上も呼び掛ける。

 開園日時は決まり次第発表する。問い合わせは同管理署TEL0139・64・3201。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです