南茅部高校が千歳科学技術大学と高大連携
update 2007/4/28 17:45
南茅部高校(工藤慶明校長、生徒122人)と千歳科学技術大学(千歳市、雀部博之学長)の高大連携教育協定の調印式が27日、同高校で開かれた。同協定は同高校にとっては初。同大は木古内高校、八雲養護学校などに続いて13校目。今後、同大が開発した情報プログラム「e―ラーニング」を軸に連携を図る。
調印式には両校から11人が出席。工藤校長と雀部(ささべ)学長が協定書に署名した。協定書には(1)デジタルコンテンツ開発や利用を通じた新しい教育システムの普及(2)教職員と学生の交流―が盛り込まれている。
調印を受けて工藤校長は「地方の小規模校は教員数に限りがあり、個別に対応するシステムは多くの生徒の『希望の力』となる」、雀部学長は「多くの人がシステムを使って学習意欲を向上させ、多いに活用してほしい」と述べた。
式後、2年生20人を対象に同大の今井順一講師がシステムを紹介するデモンストレーションを行った。生徒はインターネット上のサイトで数学、英語、理科、情報から科目を選択し、問題に取り組むなどした。習熟度に合わせてヒントや解説を見ながら「紙と鉛筆を使った」(今井講師)学習を進め、教師は生徒の学習の記録を確認しながら指導に役立てる。
数学で同システムを活用した小田原美樹さん(16)は「最初は難しそうだと思ったが、使ってみると分かりやすい。数学以外の科目でも活用したい」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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