西尾市長訓示「すべて忘れ仕事を」

update 2007/4/28 17:45

 西尾正範函館市長は27日午前10時に初登庁し、工藤寿樹副市長、多賀谷智教育長、近江茂樹企画部長、小柏忠久総務部長ら特別職、幹部ら大勢の職員が拍手で出迎えた。西尾市長は女性職員から贈られた花束を大きく掲げ、笑顔で拍手に応えた。職員と握手を交わしながら庁舎に入り、市長室がある6階でも職員たちが拍手で迎えた。

 西尾市長は中島町の自宅から徒歩で出勤。市長室は前市長が使用していた部屋(108平方メートル)を使用せず、隣にある市長応接室(48平方メートル)を充てた。約束通りドアを取り外し、「新市長の象徴みたいなもの。通勤は今後も徒歩か妻の車、タクシーなどを利用し、(朝一番の仕事で)遠い場所には公用車を利用したい」と述べた。

 同11時から8階大会議室で行った職員への訓示では、現職市長と前助役という選挙になったことについて「皆さんに大変苦しい思いをさせ、心が痛む思い。すべてを忘れ、一緒に仕事を始めよう」と呼び掛けた。

 人口流出の抑制など掲げる政策の実行に向け、協力を求めるとともに自身も幹部職員らとよく相談して市政を進める考えを伝えた。また「市民に思いやりと優しさを持った市役所の実現」などを訴え、古いしきたりをなくすことを強調。「若手職員は会議でも(上司と)対等に自由にものを言って、みんなの“権力”をつくろう」と訴えた。

 5月21、22日に臨時市議会を予定し、正副議長などを選出。6月下旬開会予定の第2回定例市議会で市政執行方針を述べる。

提供 - 函館新聞社



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