極小粒黒豆・黒千石 本年度は全道で532トン
update 2007/4/27 09:50
【札幌】北海道黒千石生産組合連合会(村井宣夫会長、事務局・乙部町役場)の定期総会が24日、札幌市内で開かれた。同連合会は極小粒黒豆・黒千石の栽培に取り組んでいる乙部町など全道9地域の栽培農家が2006年3月に結成。06年度は全道で約422トンの黒千石を生産。本年度は100トン増の532トンを栽培して合計1億7000万円の販売額を見込んでいる。
同連合会のまとめによると、06年度は全道で142戸の農家が黒千石を栽培。栽培面積は約226ヘクタールに上り、種子用を含む生産量は422トン。販売額は1億2817万円に上った。町が進める大豆プロジェクトの一環として種子を供給する乙部町では種子用17トン、商品用16トンの合計33トン、上ノ国町は商品用5トンを生産した。
年度の事業計画によると、栽培戸数は127戸、栽培面積は273ヘクタール。全道の生産量は商品・種子用合計で532トン。販売額は1億7000万円を見込んでいる。乙部町では種子用12トン(6・7ヘクタール)、商品用36トン(19・9ヘクタール)、上ノ国町は商品用8トン(4・2ヘクタール)の生産を計画している。
同連合会は将来的には、全道で年間1000トンの生産を目標に、安定供給の体制強化や消費拡大に向けた用途や販路の開拓を進める方針という。
同連合会は、納豆などの原料として高い品質を誇る黒千石の栽培に取り組む、全道の生産者が連携して、生産・出荷ラインの一本化を図るとともに、価格や生産量の調整、出荷規格の統一、技術普及や栽培農家の相互交流に向けて、乙部町などの呼び掛けで結成。乙部・上ノ国両町の農家で組織する、ひやま南部大豆生産組合(大川勲組合長)をはじめ、空知、網走、胆振管内など4市7町の農家が参加している。
提供 - 函館新聞社
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