井上市長が退任、西尾新市長きょう初登庁

update 2007/4/27 09:50

 函館市の井上博司市長(70)が26日付けで退任した。任期最終日となったこの日も、市役所に姿は見せず、退任あいさつなどはなかった。新市長の西尾正範氏(58)は、27日に初登庁する。

 井上前市長は1955年4月、函館市役所入り。商工観光部長、市民部長、企画部長を歴任し、96年4月、木戸浦隆一市長(当時)の下で助役に就任。職務代理者を経て、99年4月の市長選で初当選し、2期8年の任期を全うした。

 行政経験をいかし、就任1年目からその手腕を発揮。精力的に行財政改革に取り組むなどした。また、北海道新幹線の着工や函館国際水産・海洋都市構想の推進など、地域の将来を見据えた街づくりに多大な功績を残した。

 3期目を目指し市長選に立候補したが、大差で敗れ落選した。

 井上前市長は、告示直前の13日に登庁したのが最後で、50余年の市役所人生に静かに幕を下ろした。庁内の職員からは「できることなら、温かく見送ってあげたかった」などと、惜しむ声も聞かれた。

 西尾新市長は、27日午前10時に登庁し、その後就任あいさつ、記者会見などの公務をこなす予定。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです