芋焼酎瓶詰 発売待つだけ…札幌酒精工業厚沢部工場
update 2007/4/25 10:22
【厚沢部】札幌酒精工業厚沢部工場(岩崎弘芳工場長)が町内産サツマイモを原料に昨秋から仕込みを始めた、本格芋焼酎「喜多里(きたさと)」が5月18日に初めて全道発売される。24日からは主力商品の720ミリリットル瓶の瓶詰め作業もスタートした。
作業は洗浄、芋焼酎の注入、密栓まで完全自動化。焼酎が満たされた瓶は光にかざして不純物を含んでいないが厳重に点検され、次々と段ボール箱に詰め込まれていく。
岩崎工場長は「昨年10月の操業開始からあっという間の半年でした。製造ラインが流れているのを見ると酒の工場だと実感がわきます」と笑顔を見せた。
同社は一昨年まで、厚沢部産の焼酎用サツマイモ・黄金千貫(コガネセンガン)を札幌工場(札幌市西区)に運んで製造していた。札幌工場で使っている琴似発寒川の伏流水は、カルシウムイオンやマグネシウムイオンが多い硬水だが、厚沢部工場が利用する涌水はイオン含有量が少ない道内有数の軟水だ。酒造りにも最適といわれ、初の厚沢部産焼酎の仕上がり具合が焼酎ファンの注目を集めている。
岩崎工場長は「口当たりの軟らかい焼酎に仕上がりました。厚沢部の水が持つ特徴をうまく引き出せたと思います」と自信を見せる。
計15万本を製造。同18日は全道で5万本が発売される。
提供 - 函館新聞社
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