草の根運動が結実…西尾氏
update 2007/4/23 12:57
新風が吹いた―。財政難や景気回復など、問題が山積した市政の刷新を唱え、助役の職を辞して出馬した西尾氏に軍配が上がった。政党や組織に頼らない「草の根運動」が実を結んだ瞬間、勝利を信じて疑わなかった西尾氏陣営は歓喜の渦と化した。
事務所開き以降、支持者の輪を確実に広げながら審判の日を迎えた。ピンと張り詰めた空気に包まれた事務所には、午後9時25分ごろ「当選確実」の吉報が届いた。緊迫感を解き放つかのように歓声が上がり、「勝ったー」「やったー」と支援者は抱き合ったり、涙ぐんだりして喜びを分かち合った。
自宅で待機していた西尾氏が妻仁美さんと事務所に現れると、「おめでとう」の声が飛び交い、盛大な拍手に包まれた。
西尾氏は「昔のような気概のある市民自治をつくろうという草の根、雑草みたいな運動がこの結果になった」と発すると、「そうだ」と賛同の声。「人材が生き生きと活躍できる市役所にしたい」と市政復帰に向け、気を引き締めていた。
提供 - 函館新聞社
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