「力が及ばなかった」…井上氏
update 2007/4/23 12:57
「すべて私の責任。残念ながら敗北を認めざるを得ない」。午後9時45分ごろ、井上氏は松風町9の選挙事務所に姿を見せ、支持者らに深々と頭を下げた。
西尾氏の当確がテレビで報じられたのは開票から間もない同9時半ごろ。開票前から西尾氏優勢の情報もあり、緊迫した雰囲気の中、集まった支持者らは無言でテレビ画面を見つめた。その約15分後、事務所に到着した井上氏と妻秀子さんを支持者は拍手で迎えた。
井上氏は無念さをにじませながらも「私の力が及ばなかった。市民の選択と受け止めます」と潔く敗戦の弁。「大勢の市民、後援会の皆さんの大変な力添えに感謝します」とあいさつし、政界から引退する意向を示した。
敗因については「やっぱり私の力不足。皆さんは一生懸命やってくれた」と語り、新市長となる西尾氏に「彼は彼なりの主張をしていたのでとやかく言う必要はない」と述べるにとどめた。
支持者ら一人一人に「ありがとう」と声を掛けながら握手。「申し訳ない」と謝る後援会関係者の労をねぎらい、拍手で見送られながら足早に事務所を後にした。
提供 - 函館新聞社
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