世代交代の声追い風に…厚沢部町 渋田氏
update 2007/4/23 12:57
138票差で破れた前回選挙の雪辱を果たした渋田氏は、4年間の草の根運動で支持を拡大。落選した現職の澤田氏による相次ぐ大規模公共事業など町政運営の在り方や高齢多選を批判。町長・町議選に伴う長年の町内分裂に対する疲労感、町全体の世代交代を求める声も追い風に、若年層や女性の支持も集めた。
早くから後援会を挙げての組織的選挙でリードした澤田氏だが、自身とともに支持基盤も高齢化が進み勢いをそがれた。道議選(8日投開票)では、町内出身の自民党候補(落選)への支持を終盤まで明確にしなかったことでも逆風が吹いた。
新町の選挙事務所で吉報を待った渋田氏は、午後9時20分すぎに当選が伝えられると、大勢の支持者と万歳を連呼。泣き崩れる妻亜紀子さん、娘の史絵さんと肩を抱き合った。陣営を支えた若手経営者は渋田氏を囲み男泣き。4年ごしの勝利を喜び合った。
町を二分する激戦を57票差で制した渋田氏は「難攻不落の澤田城をついに落城させた。世代交代を実現して停滞する町の流れを変えようという若者の意思だ。選挙戦はきょうで終わり。両派ともに同じ町民として町を明るくしよう」と町政への意気込みを語った。
提供 - 函館新聞社
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