AIU医療セミナー、元プロ野球選手の盛田さん講演
update 2007/4/22 17:18
病気と闘うための心構えなどについて学ぶ「AIU医療セミナー」が21日、函館国際ホテル(函館市大手町5)で開かれた。鹿部町出身の元プロ野球選手、盛田幸妃さん(37)が講師を務め、「夢をあきらめない」をテーマに現役時代や闘病生活のエピソードを語った。
AIU保険主催、有限責任事業組合(LLP)北海道リスクマネジメント研究会共催。同セミナーは、同社が3年前から全国展開しており、函館では初開催で、約200人が受講した。
盛田さんは、函大有斗で3度の甲子園出場。1988年にプロ野球の大洋ホエールズ(現横浜ベイスターズ)に入団し、98年に当時の近鉄バッファローズに移籍した。同年に脳腫瘍(しゅよう)で手術を受け、驚異的な回復力で見事に現役復帰を果たし、2001年のリーグ優勝に貢献するとともに、カムバック賞を受賞。02年シーズンを最後に引退した。
入団から4年間は思い通りの成績を残せなかったことについて、「プロに入っただけで満足していた」と振り返り、最優秀防御率のタイトルを取った5年目の快挙を「良い人に会えたことに尽きる」と明かした。
また、話が12時間にわたる手術、リハビリテーションなどに及ぶと思わず言葉を詰まらせ、涙ぐむ場面も。会場から「頑張って」の声も上がり、「妻からの『どうにかなるよ』の言葉で勇気がわき、開き直れた」「目標をもつことで、回復も早まったはず」とし、家族の支えや病気との上手な付き合い方の大切さを訴え掛けていた。
提供 - 函館新聞社
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