井上、西尾両氏が集会 井上「3期目預からせて」 西尾「改革の夢たくさん」
update 2007/4/21 16:34
函館市長選(22日投票)を前に、現職の井上博司氏と新人の西尾正範氏の両陣営はともに20日午後6時半から、市内のホテルで大集会と個人演説会を開き、会場を埋めた支持者らに支援の拡大を求めた。選挙期間中最大の集会で、応援弁士も熱弁を振るい、投票箱のふたが閉じるまで全力を尽くすよう呼びかけた。
井上氏はホテル函館ロイヤルで大集会を開き、約1300人が出席。自民、民主の道議の応援に続き、公明党道本部顧問の吉田恵悦氏(元道議)が「(西尾氏の)ひぼう中傷の嵐は卑劣極まりない。王道が非道に負けてはならない」と断じた。
自民党道連会長の橋本聖子参院議員も急きょ出席し、「地域を考えている井上市長しか頼る人はいない」と述べ、全力での支援を約束。井上氏は、観光振興や新幹線時代に対応したまちづくりなどを訴え、「大変厳しい戦いで、皆さんの絶大な支援に感謝します。3期目の市政を預からせてほしい」と訴えた。
高橋はるみ知事も電話で会場に応援メッセージを届け、連合北海道函館地区連合会の渡部正一郎会長が「一党一派に偏せず、行政遂行能力がある井上さんでなければ市政は混乱する」と述べ、「頑張ろう」を三唱した。
西尾氏は湯の川観光ホテルで演説会を開き、約500人が出席。西尾氏と親交があるフィギュアスケート銀メダリストの伊藤みどりさんや民主党の平出陽子道議、保守系元道議らも訪れた。元函館YWCA責任幹事の星野花枝さんは「人材育成にお金をかけるという西尾さんの約束を支持する。薄汚い雲をふり払って青空にしてほしい」と応援演説。
西尾氏は「沿道から市政を変えろとシグナルを送ってくれている」と手応えを語り、子育て支援や人材育成などの政策を40分以上にわたり熱く訴えた。「市民のために働く若い職員を育てる。改革の夢はまだまだたくさんある。最後は声をからして頑張る」と力強く結ぶと、聴衆は立ち上がって大きな拍手を送った。
最後は、齊藤裕志選対本部長の「頑張ろう」コールで人さし指を突き上げて結束を確認した。
提供 - 函館新聞社
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