札幌酒精工業厚沢部工場 初出荷記念に焼酎かめ詰め
update 2007/4/20 12:47
【厚沢部】札幌酒精工業厚沢部工場(厚沢部町鶉、岩崎弘芳工場長)では、5月の初出荷を前に町内産のサツマイモ・黄金千貫(コガネセンガン)を原料とする本格芋焼酎の“かめ詰め”作業が急ピッチで行われている。
昨秋から仕込みを始めた本格芋焼酎「喜多里」の初出荷を記念し、陶器の名産地・中国江蘇省宜興から、末広がりの願いを込めた容量5・4リットル(3升)のかめ888個を輸入。限定商品として、初仕込みの焼酎を詰めて町内の酒店などで先行発売するという。町内価格は2万5000円前後を予定。全道向けの出荷も計画している。
かめは工場の地下貯蔵庫に据えられた100個の大かめ(1キロリットル)と同じ材質。焼酎の長期熟成に最適という。岩崎工場長は「かめの中で焼酎の香味が増してまろやかな味覚に変化します。家庭での長期熟成も可能です」と語る。
工場内では製造ラインから続々と送られてくる「喜多里」を、従業員が手作業でかめに注ぎ込み、コルクの栓で厳重に密閉。フロアには独特の風合いを持つかめがずらりと並ぶ。
かめには蛇口もあり、サーバーとしても利用できる逸品。町内産のスギ材を使って地元の木工場で製作した化粧箱に入れて出荷される。
24日からは主力商品である720ミリリットル瓶・約20万本分の瓶詰め作業も始まり、焼酎ファン待望の“厚沢部産芋焼酎”の出荷が秒読み段階に入る。
提供 - 函館新聞社
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