来月、客船入港時に遺愛高生らが英語で観光案内
update 2007/4/17 11:31
函館市は、5月7日に函館港に初入港する「スタテンダム」(オランダ船籍、5万5451トン)の乗客向けに観光案内所を設置する。スタッフとして、函館遺愛女子高校(野田義成校長)の英語科と特進科の生徒らが参加。観光ボランティアらとともに、乗客に函館の見どころを英語でPRする。市港湾空港部では「若い世代が参加することで、国際観光都市函館としてのホスピタリティー(もてなしの心)向上や、市民意識の醸成にもつながる」と期待している。
スタテンダムは米国の客船運航会社「ホーランド・アメリカ・ライン」所有の豪華客船。乗客約1400人、乗員約560人の計約2000人が来函する。函館港に寄港する客船では、総トン数、乗員乗客数とも過去最大規模。入港は午前7時で、市は、同8時から同船前で歓迎セレモニーを予定。出港に合わせて午後4時半から「いか踊り」で見送る。
観光案内所は、同船が接岸する港町ふ頭や函館山、五稜郭タワーなど5カ所に設置。市内の通訳団体「善意通訳会」や観光ボランティアらも参加。同校生徒は、JR函館駅内に開設する書道や着付けなど日本文化体験コーナーでも通訳を担当する。
同校は「大勢の外国人と接し、勉強成果を言葉で伝える良い機会」として、市の依頼を快諾。川嶋聡教諭(42)は「乗客は年配の人が多いと聞いているので、世代を超えた触れ合いや出会いを通じ、函館の歴史や自分のことを見つめ直す機会にしてほしい」と話す。当日は約100人の生徒が参加する見込みだ。
同部管理課では、出港時のいか踊りへの参加を呼び掛けているほか、客船入出港情報を無料で提供する「クルーズサポータークラブ」の会員登録も合わせて募集している。
問い合わせは同課TEL0138・21・3493。
提供 - 函館新聞社
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