函館市長選きょう告示

update 2007/4/15 12:34

 統一地方選挙後半戦の皮切りとなる函館市長選、函館、北斗両市議会議員選が15日告示される(22日投開票)。午前8時半から函館では、函館市役所(旧4町村選挙区は各支所)、北斗では、北斗市役所と総合分庁舎で立候補を受け付けし、各陣営が一斉に遊説を開始する。厳しい地方財政、地方分権が叫ばれる中、両市ともに少子高齢化対策、雇用問題など街づくりの課題は山積。北海道新幹線の開業を見据えた道南発展の将来図を描く大切な4年間を託すだけに、有権者の判断が注目される。

 函館市長選挙に立候補を予定しているのは、3選を目指す無所属の現職、井上博司氏(70)と、無所属の新人で函館市前助役の西尾正範氏(58)の2人。長年、仕事を共にしてきた2氏の対決に注目が集まる。

 井上氏は、自民、民主、公明の各主要政党から推薦・支持を取り付けた。堅実な行政手腕と2期8年の実績を地元経済界も後押し。一部政党に足並みの乱れがあるが、態勢を引き締め、選挙戦に臨む。

 一方の西尾氏は、出馬表明は2月末と遅れたが、助役を辞した昨年末以来、一貫して井上氏の市政運営に対する批判を展開。草の根選挙で、知名度不足をばん回し、浮動票をどこまで取り込めるかが勝負の鍵となる。

 在任特例が終了し、定数特例を適用する函館市議選は、函館区(定数34)に41人、各定数1の戸井区に2人、恵山区に2人、椴法華区に4人、南茅部区に2人が立候補を表明。特に旧4町村区は「事実上の町村長選」として、住民の関心も高い。

 北斗市議選も旧上磯町地区の第1選挙区(同20)に23人、旧大野町地区(同6)に11人が出馬を予定。函館と同じく、合併後初の議員選で少数激戦模様。22日の投開票日まで激しい舌戦が展開される。

提供 - 函館新聞社



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