コンコード町と姉妹都市提携10周年、高校生ら105人来町
update 2007/4/15 12:33
【七飯】米国マサチューセッツ州コンコード町と姉妹都市提携10周年を迎えた七飯町は14日、同町西大沼の函館大沼プリンスホテルで記念式典を開いた。コンコード町からカーライル高校スクールバンド所属の高校生を含む訪問団(トム・カーティン団長)105人が来町。式典には、同訪問団やホストファミリーを務める町民、来賓ら約300人が出席し、両町のさらなる親交を誓った。
式典では、七飯町の中宮安一町長が「(訪問団の滞在中)グローバルな意識を持ち一歩進んだ交流を図っていきたい」と歓迎のあいさつした後、訪問団のカーティン団長は「両町のきずなをより強くしていけるような新しい交流を続け、協力していくことを楽しみにしている」とあいさつした。高橋はるみ北海道知事の祝辞を成田一憲渡島支庁長が代読、在札幌米国総領事館のイアン・ヒルマン領事の祝辞に続き、中宮町長とカーティン団長が姉妹都市提携10周年再盟約書を交換した。
アトラクションでは、七飯男爵太鼓のメンバー5人が和太鼓の勇壮な響きを披露し、式典を盛り上げた。カーライル高校の生徒たちはホストファミリーと同じテーブル席で食事をし、片言の英語や日本語を交わしながらコミュニケーションを図っていた。訪問団の中には、何度か七飯町を訪問している人もいて、国際交流活動を通じて親しくなった町民との再会を喜ぶ姿も。
ホストファミリーを務める山川俊郎さん(58)は「楽しみに待っていました。ふとんで寝てもらい少しでも日本の生活習慣に親しんでもらえれば」と歓迎している。同校のレイチェル・ポプリスさん(17)は「ホストファミリーは親切でやさしい人。期間中いろいろな体験をしたいです」と笑顔を見せてた。
一行は19日まで滞在。期間中、記念行事も行い、同校スクールバンドと七飯高吹奏楽局、七飯中吹奏楽部が共演する親善コンサート(17日午後6時半から七飯町文化センター)やみなみ北海道青少年環境国際会議(18日午前10時から同町大沼国際セミナーハウス)を開く。
両町の交流のあゆみは、1993年10月に北海道初のマサチューセッツ州姉妹市町村交流訪問が行われた際、七飯町から12人がコンコードを訪問したのが始まり。その後、両町の小中学校レベルでの交流が盛んになり、97年5月、コンコード町で開かれたタウンミーティングで姉妹都市提携を決め11月に正式に調印した。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。