七飯、小型風力発電機を設置
update 2007/4/14 13:11
【七飯】米国・マサチューセッツ州コンコード町との姉妹提携10周年を記念し、七飯町は13日、役場庁舎屋上に小型風力発電機を設置した。14日からコンコード・カーライル高校のスクールバンドら一行が来町し、18日まで記念行事が行われる。町は「風力発電機を交流の象徴とするとともに自然エネルギーのシンボルとし、環境保全の啓発につなげていきたい」と話している。
記念行事として、18日午前10時から大沼国際セミナーハウスでカーライル高校と七飯高校の生徒によるみなみ北海道青少年環境国際会議を開く。開催をめぐって町とコンコード町側が協議した結果、小型風力発電を記念に設置することにした。
風力発電は東京の風力発電機メーカー、ゼファーを中心に産学官共同で開発した「エアドルフィンMark―Zero」。ボディー部分がイルカの尾ひれをイメージした風車タイプの発電機で、長さ約80センチのプロペラの羽が回転。微風から暴風まで連続運転が可能で、通常風速3・5メートルで27ワットの電力が生じるという。費用は約130万円。
設置作業に当たったのは町内の業者と町職員6人。高さ約3・5メートルの支柱に発電機を取り付け、正面西側に支柱を立てた後、庁舎正面に掲示している看板の電球に配線した。
町では、風力発電を看板のライトアップのほか、教育活動や災害など緊急時の電源に活用していく方針。
17日午後1時半には一般者に向けに発電機のお披露目式を開くほか、18日の同会議でも風力発電について報告する予定。
提供 - 函館新聞社
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