石川啄木96回忌/墓参りと追悼公演で啄木を偲ぶ

update 2007/4/14 13:10

 函館啄木会(岡田弘子代表理事)は13日、石川啄木の96回忌に合わせ「啄木忌」を開いた。会会員と市民の約40人が参加。東海山地蔵堂(函館市住吉町16)で法要を営み、近くにある啄木一族の墓参りをした後、再び同地蔵堂で、追悼講演を行った。

 同会では、1912(明治45)年に亡くなった啄木への親しみを深めようと、法要や墓参りのほか講演会を開いている。ことしは道南歌人協会顧問の佐藤任(つとむ)さん(86)が「啄木の短歌と人生について思う」と題し、函館ゆかりの詩人が現代短歌に与えた影響などを話した。

 佐藤さんは、啄木の歌が明治以降の日本人の心に深く入り込んでいることについて、「現代語を使ったことや、歌に感情を込め、やさしく具体的な歌にしているから」と指摘。東京で北海道に関する歌を詠んだことについては「時間の経過は印象を美化させる。北海道を離れた後、時がたったおかげで良い歌を作ることができた」と語った。

 このほか啄木の函館での生活などについて紹介。参加者は啄木の魅力を再認識した様子だった。

提供 - 函館新聞社



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