サツマイモの苗すくすく…厚沢部

update 2007/4/13 12:31

 【厚沢部】札幌酒精工業厚沢部工場(厚沢部町鶉、岩崎弘芳工場長)では、焼酎原料用のサツマイモ・黄金千貫(コガネセンガン)の苗が春の日差しを浴びながらすくすくと成長している。

 昨年10月に操業を開始した同工場は、町内産の黄金千貫などを原料に本格焼酎「喜多里」を製造。工場に隣接する2棟のビニールハウスでは、秋の仕込みに向けて約50万本(15ヘクタール分)の苗を丹精込めて育てている。

 苗作りは3月上旬に始まり、数センチ間隔で並べた種イモを丹念に土で覆った。保温したハウス内では新芽が続々と成長。4月に入ると青々とした葉が一面に生い茂った。成長した茎を切り取って苗を作り、5月中旬から町内の畑に定植。10月前後には収穫期を迎える。

 昨年秋に始まった焼酎の製造も順調に進んでおり、今月下旬には瓶詰め作業が始まる。岩崎工場長は「焼酎も順調に熟成が進み5月中旬の初出荷を予定しています」と語り、初めての“100%厚沢部産焼酎”の出荷準備に余念がない様子だ。

提供 - 函館新聞社



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