IT人材育成研修入校式
update 2007/4/11 12:14
【乙部】乙部町雇用対策委員会(中川眞一郎委員長)を主体に本年度からスタートするIT(情報技術)人材育成研修入校式が10日、館浦のIT研修館で行われた。第1期生14人がソフトウエア開発技術者を目指して約1年間に及ぶ研修生活のスタートを切った。
中川委員長は「研修では『第2のビル・ゲイツを乙部から』を合言葉に、世界に羽ばたく一流の技術と豊かな人間性を培ってほしい」と第1期生を激励。寺島光一郎町長は「地方でこのような研修を行うのは全国初の試み。国も町も全面的に支援する。研修は厳しいが町民との交流を楽しみ、全員で国家試験を合格して乙部から世界に飛び立ってほしい」とエールを送った。
同町出身で研修の構想段階から参画し、前期研修を担当するIT企業「グローバル・コミュニケーションズ」(函館市)の笹谷隆社長は「ITの仕事は土壇場で力業で対応できる技術力に裏打ちされる。さまざまな状況に対応できる人間力を町民との触れ合いで身に付けてください」と呼び掛けた。
受講生代表の梅川昌士さんと松田梨沙さんの2人が「IT技術者になるため大きな夢と希望を持って入校しました。知識や技術だけでなく人間的に成長して立派な研修生となるよう努力します」と誓いの言葉を朗読し、受講生全員で唱和した。
研修は受講生受け入れによる人口増加、卒業生の受け皿となるIT企業誘致や新規起業などによる雇用確保などを目指す町独自の地域活性化プロジェクトの中心事業。第1期生は女性4人を含む14人。9人はUターン組を含む地元出身者。専門研修を経て基礎情報技術者の資格取得を目指すほか、地方の特色を生かした農漁業体験など、多彩な研修を行うという。
提供 - 函館新聞社
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