各党、後半戦に意欲…道議選道南4選挙区
update 2007/4/10 10:24
8日投開票された道議選で、民主党は推薦も含め、道南4選挙区(11議席)で擁立した6候補全員が当選し、完勝した。自民党は北斗市区で現職が落選、函館市区で新人1人が当選し、道南での議席数は3のまま。一方、知事選は高橋はるみ氏(自民、公明推薦)が荒井聡氏(民主など推薦)らに大勝し、道南でも高橋氏の得票率は62・5%と高く、荒井氏は31・2%にとどまった。道南の民主党は道議選の結束が知事選に反映されず、自民党も追い風を十分に生かせなかった。
道議選で民主党は、函館市区で3議席を死守したほか、北斗市区と桧山支庁区の1人区で自民に勝利。渡島支庁区は現職1人が手堅く議席を守った。
函館市区での民主党3候補の合計得票は、5万151票。自民・保守系4人は5万5795票。民主は今回も票割りに成功し、3、4、5位にそろえた。自民は現有1議席を2議席に伸ばしたが、元職の推薦候補が44票差の次点で涙をのんだ。
ただ、道南や函館市の知事選得票は、高橋氏が約6割、荒井氏が約3割、共産党新人の宮内聡氏が1割弱。函館の荒井氏の得票率が33・1%とやや高いが、道南全体では高橋氏がダブルスコアで圧勝した。
民主党道8区総支部の板倉一幸幹事長は「知事、道議、函館市議と連動した戦いで、道議と市議はセットで進められた。しかし知事選は政策の浸透が十分でなく、連動がうまくできなかった」と分析。「道議選の結果は、今後の市議選などにつながる」と話す。
自民党道8区総支部の中村勉支部長も「道議選はそれぞれの選挙区で必ずしも思った結果が出せなかった。しかし知事選は今後の戦いに自信が持てる内容」と評価。
公明党は道議選函館市区で現職がトップで再選を決め、全道でも7候補全員が当選した。党函館総支部の志賀谷隆支部長は「今回の結果に気を緩めることなく、後半戦の函館市議選も気を引き締め、5人全員の当選を狙う」と意気込む。
函館市区で現職が落選した共産党も、巻き返しを狙う。党函館地区委員会の伏木田政義委員長は「市議選候補4人の必勝に向け、さらに運動を強化する」と語る。
函館市長選への対応は、民主、自民、公明とも、現職を推薦・支持する機関決定に変わりはないという。
提供 - 函館新聞社
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