市長選の関心高まる…15日告示 桧山3町の首長選も

update 2007/4/10 10:23

 統一地方選挙は、道知事選と道議選が終わり、後半戦に突入する。函館市長選と、函館、北斗両市の市議選が15日に告示。桧山管内3町長選と、七飯など渡島・桧山両管内10町の町議選は17日に告示され、いずれも22日に投開票される。このうち、函館市長選は、現職と前助役の一騎打ちの公算が大きく、市民の関心も高まりつつある。

 函館市長選には、現職の井上博司氏(70)と前助役の西尾正範氏(58)が立候補を予定。

 3選を目指す井上氏は昨年9月に出馬表明し、2月に後援会事務所を設置。自民、民主、公明の各党から、推薦・支持を取り付け、地盤を固めつつある。

 一方、昨年末に井上市政を批判し、助役を辞した西尾氏は、2月末に後援会の要請を受け、出馬を決意。支持母体を持たず、草の根運動で支持拡大を狙う。

 函館、北斗両市の市議選は、それぞれ在任特例の終了に伴う、合併後初の選挙。合併前の各町村地区に選挙区を設けた。いずれも少数激戦の様相だ。

 函館市は函館区(定数34)、戸井、恵山、椴法華、南茅部の各選挙区(同各1)に分かれ計38議席。函館区には現職27人、元職3人、新人11人の計41人、戸井、恵山、南茅部の3選挙区で各2人、椴法華で4人が立候補を予定している。

 北斗市の定数は26で、旧上磯町地区を第1選挙区(同20)と旧大野町地区の第2選挙区(同6)で計26議席を争う。第1選挙区には現職、元職、新人23人が、第2選挙区には現職11人が名乗りを上げている。

 町長選のうち、乙部町で出馬を表明しているのは現職の寺島光一郎氏(62)だけ。厚沢部町は、4年前と同様、現職の沢田孝一氏(73)と元助役渋田正己氏(63)。今金町は現職の外崎秀人氏(57)と、元町議の湯浅秀夫氏(66)が立候補を予定している。

 町議選は、木古内、七飯、森、長万部、上ノ国、厚沢部、乙部、奥尻、せたな、今金の各町で執行される。

提供 - 函館新聞社



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