市立函館高校開校式
update 2007/4/10 10:22
旧函館東と旧函館北両高校を統合して新設した市立函館高校(森武校長、生徒1117人)の開校式が9日、函館市民会館で開かれた。2・3年生と教職員ら合わせて800人以上が出席。井上博司函館市長の開校宣言に続き、市教委の新里光代委員長が真新しい校旗を森校長に手渡し、市立函館高校の歴史が時を刻み始めた。
道内2番目に多い生徒数を有するマンモス校となり、単位制や地域を学ぶ講座「函館学」など特色あるカリキュラムに注目が集まる。校舎は旧東高校舎を使用するが、夏休み明けまで改築工事のため、旧北高校舎を使う。この日は始業式も行われ、生徒は新たなクラスメートと新学期のスタートを切った。
開校式で森校長は「進学重視型単位制、人間性を育てる伝統を継承・発展、郷土の歴史を受け継ぎ未来を拓(ひら)く―の3本柱を目指す。両校の伝統を受け継ぐとともに、文武両道の学校づくりに取り組んでいきたい」と式辞を述べた。
開校宣言をした井上市長は「函館の現状を認識し、具体的な方向性を導き出すような次代の担い手になれるよう努力してほしい。活気あふれる学校生活を送って」と祝いの言葉を送った。
生徒を代表し生徒会長の小林茉莉花さんと早川裕香さん(ともに3年)が「函館東・北両校が一つとなった。伝統を大切にしながら、新たな伝統を築きあげていきましょう」と力強く宣誓。吹奏楽部(吉田修介部長、部員99人)が稲岡満顧問の指揮で演奏と斉唱で校歌を披露すると、参加した生徒らは口ずさむなどし、すっかり気に入った様子だった。
この日は、全道の公立高校で入学式が行われ、同校も開校式、始業式に続き同会場で第1回入学式を開催。新入生320人が新調したスーツを着て式に臨んだ。
新入生を代表して武田光史(てるふみ)さんは「入学の喜びと新しい学校生活への期待で胸がいっぱい。先輩とともに校風と伝統をつくり上げていくという大役に身の引き締まる思いだが、歴史をつくり上げるため一人ひとりが努力したい」と宣言した。
提供 - 函館新聞社
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