道南の小・中学校で入学式

update 2007/4/7 11:25

 入学おめでとう―。渡島・檜山管内の多くの小・中学校で6日、一斉に入学式が行われた。小学校は両管内で140校に上り、真新しいランドセルを背負って校門をくぐった新入学児童は、これから始まる学校生活に胸を躍らせていた。自治体職員や警察署員らは、新1年生に交通安全啓発グッズを配るなどし、事故に注意するよう呼び掛けた。

 ○…函館鍛神小(長谷恵校長、児童483人)では午後零時すぎから、3クラス86人の1年生が保護者らに手を引かれて初登校。80人を超す新入生は4年ぶりで、教員や在校生が笑顔で迎えた。

 式では長谷校長が「入学おめでとう。学校はいっぱい遊んだり、勉強したり、給食食べたりとっても楽しいところ。なんでも一生懸命頑張って」と歓迎した。

 在校生を代表して鈴木峻(たかし)君(6年)が「分からないこと、困ったことがあったらお兄さん、お姉さんに聞いて早く慣れてね」と声を掛けた。

 祖母からプレゼントされたピンクの洋服を着た黒島柚菜ちゃん(6)は「足し算や体育、勉強が楽しみ。ランドセル? 重くないよ」と笑顔だった。

 ○…函館あさひ小(安藤信男校長)と函館中の沢小(熊谷光洋校長)では、函館市が新入学児童を対象とした交通安全特別啓発を行った。入学式に出席する児童にリーフレットなどを手渡し、交通安全を呼び掛けた。

 函館中央署、函館西署、市交通安全指導員会などの協力で1981年度から実施。本年度は夜光反射材や教材などの啓発グッズを、両校の新1年生131人分用意した。46人が入学したあさひ小では、市交通安全課のマスコット「バニー君」が児童に「入学おめでとう」と声を掛け、グッズを配った。

 同課の高田洋課長は「登下校に慣れない新1年生や、子供を心配する保護者にも交通安全の意識を高めてもらいたい」と話していた。市は4、5月に全小学校で新1年生を対象に交通安全教室を開催する。

 ○…函館東小(田野中敏校長、児童193人)では、函館市戸倉町のタクシー会社「センターハイヤー」(高田秀雄社長)が事故防止を訴える啓発活動を行った。新1年生に反射材付きキーホルダーなどを配り、交通安全を呼びかけた。

 同社は2002年から毎年入学式に合わせ、近隣小学校で啓発を実施している。この日は乗務員ら10人のほか、函館中央署員2人も協力した。

 社員らは黄色の交通安全旗を手に、無事“帰る”ように願いが込められたカエルのマスコット付きキーホルダーや、「子どもたちを交通事故からまもります」と書かれたポケットティッシュを手渡した。

 同署員から「事故に遭わないよう気を付けて道路を渡るんだよ」と声をかけられると、晴れ着に身を包んだ新1年生は「分かりました」「ありがとう」などと元気に返事をしていた。

提供 - 函館新聞社



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