丹精したヒバの苗木 苫小牧市に出発
update 2007/4/5 10:50
【江差】6月24日に苫小牧市で開かれる第58回全国植樹祭を前に4日、江差町で育てられたヒノキアスナロ(ヒバ)の苗木40本が現地に向けて出発した。
ヒノキアスナロは“桧山”の語源にもなった管内を代表する樹木。同日、江差を離れた苗木は「町民の森」(馬場山地区)に設けられた苗畑で、2004年10月から栽培をスタート。ボランティアの住民が道指導林家・坂野正義さんらの協力で、国有林から採取した芽や種子から約300本の苗木を丹念に育ててきた。
苗木は約2年半で高さ50センチほどに成長。生育状態がよい40本が選ばれ、植樹会場近くの空知管内長沼町にある苗畑に送られた。植樹祭当日まで大切に管理される。管内からは厚沢部町などから合計438本の苗木が送られる。管内に残った苗木も本年度、せたな町で開かれる「桧山の森づくり植樹祭」などで活用される。
参加者は「大きく育ったな」「苫小牧でも立派な大樹に育って欲しい」と話し合いながら作業に汗を流していた。
第58回全国植樹祭は、天皇皇后両陛下も参加して苫小牧市静川地区で行われる。道内での開催は1961(昭和36)年以来2度目となる。
提供 - 函館新聞社
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