道議選折り返し/しのぎ削る各候補(北斗市区、渡島支庁区、桧山支庁区)
update 2007/4/4 10:40
■北斗市区
今回から定数1で新設され、一昨年の渡島支庁区補欠選挙で勝利した現職2人がしのぎを削っている。
長谷秀之氏(自民・現)は2日の演説会で「新幹線は新函館駅(仮称)までを札幌より早く開通させ、単なる通過駅にしない」と経済政策を強調。「自民と民主、上磯と大野の戦いでなかなか厳しい選挙だが、自信はある」とした。
長尾信秀氏(民主・現)は連日、市内全域を満遍なく遊説。第1次産業の振興、道新幹線を核とした地域振興策などを訴え、幅広い支持を呼びかける。選対幹部は「票が読めず厳しい選挙。全力を尽くして戦い抜く」と力を込める。
■渡島支庁区
定数3に現職と新人の4人が立候補。自民、民主の現職2人と自民党新人、保守系新人の2人が激しく競り合っている。
石田広紀氏(自民・新)は地元七飯を軸に、渡島北部と西部を交互に巡り、行政マンの実績と経験をアピールしている。選対幹部は「楽観視はしていないが上昇ムードだ。後半戦、1票でも多く積み上げていきたい」と追い込みに入る。
川村正氏(自民・現)は漁業や経済振興を掲げ、渡島西部4町の地盤固めに奔走する一方、南部の票田森町と八雲町旧熊石地区を中心に重点攻勢。後援会幹部は「対立候補も勢いが増しており、油断できない」と最後まで気を抜かない。
岡田俊之氏(民主・現)は第1次産業と中小企業を重視した地域の基盤づくりなどを掲げ、前半5日間で選挙区をほぼ二周りした。後援会幹部は「新人2人が立った七飯地区の情勢が気にかかる」。その七飯では4日に個人演説会を予定。
冨原亮氏(無所属・新)は渡島全域をくまなく回り、時折、選挙カーを降りて徒歩で遊説するなど若さと行動力を前面に出している。選対幹部は「有権者の反応も良く、手応えを感じる。最後まで気を緩めずに戦う」と攻勢を強める。
■桧山支庁区
定数1で、現職と新人による一騎打ち。民主党から推薦を受けた現職を、自民党の新人が猛追している。
福原賢孝氏(無所属・現)は1日、新党大地代表の鈴木宗男衆院議員の応援を得て江差町で演説会。鈴木氏と手を携えて一党一派に偏らない「桧山党」をアピール。選対幹部は「手応えは十分。後半戦で一気に突き放したい」と自信を見せる。
佐々木俊司氏(自民・新)は知名度アップが至上命題。3月31日は“小泉チルドレン”の杉村太蔵衆院議員と桧山南部で遊説。議席奪還にかける党の決意を強調した。選対幹部は「優勢な高橋知事との連動で旋風を吹かせる」と意気込む。
提供 - 函館新聞社
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