5日から「ユニバーサル上映映画祭」

update 2008/9/2 12:58

 障害者も健常者も一緒に映画鑑賞を楽しむ環境づくりを目指す「第3回北海道ユニバーサル上映映画祭」(実行委主催)が、5―7日に北斗市総合文化センターかなでーる(中野通2)で開かれる。活動弁士による無声映画「争闘阿修羅街」や、函館でロケした「犬と私の10の約束」など、多彩な作品6本が上映されるほか、シンポジウムや手話付き落語なども予定。実行委では「この機会にぜひ足を運んで」とPRしている。

 上映作品には日本語字幕、音声ガイド、ミュージックサイン、補聴援助システム、手話通訳、要約筆記を付けるほか、会場には車いす席、託児所なども用意する。

 5日午後6時からはゲストを交えた前夜祭(会費2000円)を開催。翌6日は大都映画の看板スターハヤフサヒデトさんが主演する大活劇「争闘阿修羅街」(午前10時)、アニメーション「銀河鉄道の夜」(同11時50分)、元ハンセン病患者の女性詩人の人生を通して人間の尊厳を問うドキュメンタリー「風の舞〜闇を拓(ひら)く光の詩」(午後5時40分)を上映する。同日午後2時40分には、高校生が音声ガイドなどの制作に取り組んだ成果を発表、同3時40分からはシンポジウム(無料)が開かれる。

 7日午前10時半からは三遊亭洋楽さんが落語「みそ豆」を手話通訳、要約筆記付きで披露。続いて、落語をモチーフにした「しゃべれどもしゃべれども」(同10時50分)、「犬と私の10の約束」(午後1時40分)、共同作業所の人にスポットを当てた「ふるさとをください」(同4時40分)を上映する。

 チケットは3回鑑賞券が一般1500円(当日1700円)、小・中学生、高校生800円(同900円)など。問い合わせは事務局TEL0138・31・0010(函館保健企画内、橋本和幸さん)。

提供 - 函館新聞社



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