厚沢部ばん馬競技大会で白熱のレース
update 2007/4/2 13:17
【厚沢部】第25回厚沢部町ばん馬競技大会(高見忠大会長、厚沢部町馬事振興会主催)が1日、赤沼河川敷の特設コースで行われた。道南をはじめ全道各地から出場した大型馬から小型のポニーまでの約50頭が春の日差しを浴びながら白熱のレースを展開した。
会場にはレース開始前から、大勢のばん馬ファンが観戦に詰め掛けた。馬と騎手は冬の間も吹雪の海岸などで練習を積み重ねながらシーズンの到来を待ちわびていた。
重さ数100キロにもなる鉄製のそりを引く馬は、号令とともに勢い良く出走。約200メートルの周回コースを駆け抜けた。土を盛った障害に差し掛かかると、気迫のこもった「ヨッ!ヨッ!」という掛け声とともに、騎手の鋭いムチが繰り出された。激しい息遣いの馬は、こん身の力を振り絞って急坂を登り切ると、土煙を立てながら勇ましく坂を下り、堤防からレースを見守る観衆を沸かせた。
上位入賞を果たした騎手は、手綱を片手にまぐさを口元に運びながら「よくやった!」と、レースを終えた愛馬をねぎらい、たがいの健闘をたたえ合っていた。
提供 - 函館新聞社
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