道議会新幹線特別委が函館バス視察 バスロケーションシステムや現況を調査
update 2008/8/22 12:14
2015年までの北海道新幹線開業に向け、道議会の新幹線・総合交通体系対策特別委員会(佐藤英道委員長)のメンバーが21日、道南地区で路線バス事業を展開する「函館バス」(函館市高盛町10、寺坂伊佐夫社長)を訪れ、地域の公共交通の現状や取り組みを調査した。
同委員会メンバーは、19日から3日間の日程で新幹線開業を見据えた渡島・檜山地方の現地視察を実施。最終日のこの日は委員9人のほか、畑秀叔渡島支庁長や道企画振興部の職員ら計約20人が参加した。
函館バス本社では役員が事業内容や輸送状況、運行情報の検索サービス「バスロケーションシステム」などを紹介。原油高に伴う燃料費の負担増が前年比で1億円以上に上ることを明らかにし、寺坂社長は「このままでは不採算路線の廃止や縮小もあり得る厳しい状況。企業努力を超えた域に関して何らかの対策を」と訴えた。
続いて委員らは同社が6月に導入した新型ハイブリッドバスに試乗してJR函館駅まで移動。同駅では担当者から「バスロケ―」の稼働状況について説明を受け、駅構内や待合所に設置された端末を見学しながら「各停留所でも見られるか」「ランニングコストは」などと質問していた。
佐藤委員長は「サミットを契機に環境への意識が高まる中、ハイブリッドバスやバスロケーションシステムなどは道内で先駆的な取り組み。観光立国・日本を目指すため、道でも行政を挙げたサポート体制を取っていきたい」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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