SL函館大沼号が今季ラストラン
update 2008/8/18 17:11
JR北海道が春の大型連休中と夏休み期間に函館―森間を運行してきた「SL函館大沼号」が17日、今シーズンの運行を終えた。最終日も家族連れを中心に大勢の乗客でにぎわい、駒ケ岳や大沼公園の晩夏の風景を楽しんだ。函館駅到着後は、帰省のUターン客もSLをバックに記念写真を撮影していた。
蒸気機関車C11形がレトロな客車をけん引して走るSL函館大沼号は、ことし4月26日に運行開始。7月は19日からの週末と、8月9日から運転。往路は森町の赤井川経由から森に向かい、折り返しの復路は同町の砂原経由で1日1往復してきた。
好天に恵まれたラストランは、定刻の午後3時20分に函館に到着。車窓から大沼国定公園などの自然を楽しんだ子どもたちは下車後、SLの運転席に座る記念撮影のサービスに大喜び。宮城県色麻町から両親と乗車した澤田ひよりさん(9)は「車内から聞こえる『シュ、シュ』という音を出しながら、自然の中を駆け抜けて面白かった」と笑顔を見せていた。
運行期間中、レトロなハイカラ衣装を着て客室乗務員を務めた同社の小川友希さん(29)は「(SL大沼号では)初めて乗務員を務め、最初は緊張したが、子どものお客様との触れ合いがとても楽しかった」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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