上ノ国、早瀬トンネル着工へ
update 2007/3/31 10:56
【上ノ国】桧山管内南部と木古内町を結ぶ道道江差木古内線改良工事の一環として、上ノ国町で新年度から「早瀬トンネル(仮称)」の建設工事がスタートする。工事期間は3年間。道は2009年度の供用開始を予定している。
函館土木現業所によると、工事区間はJR湯ノ岱駅から約2キロ宮越側。トンネルは全長511メートル。車道部分は幅6メートル。トンネルへの取り付け道路を含む整備区間は延長830メートル。総事業費は約22億5000万円。トンネル部分は19億8000万円。
同区間では04年2月、道路沿いの急斜面で岩盤崩落が発生。函館土現で対策を検討していた。道道は崩落が発生した斜面と、河川やJR江差線の線路に挟まれており、道路の拡幅や移設が困難なことからトンネル建設を決めた。本年度は坑口周辺の整備を行った。
江差木古内線の改良をめぐっては、北海道新幹線の新駅が設置される木古内町とのアクセス改善に向け、上ノ国、木古内、江差の3町が整備促進期成会を組織。国や道に上ノ国・木古内町境の稲穂峠や湯ノ岱地区などの急カーブ解消、橋の改修、トンネル断面が狭く大型車との交差が困難な「吉堀トンネル」の拡幅などを要望している。
上ノ国町は「早瀬トンネルの整備を通じ、檜山管内にとって大きな課題である江差木古内線の安全性や利便性の向上が進むことを期待している」と話している。
提供 - 函館新聞社
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