道議選告示・道南4選挙区に予想の17氏立候補

update 2007/3/31 10:56

 道議会議員選挙が30日告示され、既にスタートしている道知事選とともに、4月8日の投開票日まで9日間にわたる舌戦に入った。道南では函館市選管、北斗市選管、道選管渡島支所、同桧山支所で立候補の受け付けが行われ、函館市区(定数6)は現職、元職、新人の9人、新設された北斗市区(同1)には現職2人、渡島支庁区(同3)は現職と新人の4人、桧山支庁区(同1)は現職と新人の2人の予想された顔ぶれが立候補した。統一選後半の市町村長・議員選や夏の参院選を占う選挙で、各候補は午前8時半からの届け出終了後、選挙事務所前などで第一声を上げ、遊説に飛び出した。

 (道議選取材班)

 長引く不況を反映し、景気回復や雇用拡大、福祉政策の充実、格差社会の是正などを公約に掲げる候補が多い。各候補は第一声で、地域経済の活性化や第1次産業の振興、少子高齢化対策の充実、北海道新幹線の建設促進や高規格道路整備などを訴えた。

 函館市区はいずれも一定の地力を持つ候補がそろい、道内有数の激戦区となった。元職、新人の攻勢が活発で、現職が危機感を強めており、当落の行方は全く予断を許さない。

 届け出順に、横山信一氏(公明・現)は前回のトップ当選から2選をかけ、全く気の抜けない戦い。平出陽子氏(民主・現)はただ一人の女性候補で、ベテランとして落とせない。前川一夫氏(共産・現)は昨年1月の補欠選挙勝利で勢いを付け、道南を挙げて議席死守を図る。大日向豊吉氏(無所属・新)は前回に続き、保守系が多数立つ中で堂々と戦う。

 川尻秀之氏(自民・現)は党函館支部長として、自身の当選と党勢拡大がかかった選挙。畠山博氏(無所属・元)は前回、補選に続く道政復帰をかけた決戦で、自民推薦を得た。斉藤博氏(民主・現)は道警の裏金問題追及など、中堅議員として気を吐く。佐々木俊雄氏(自民・新)は昨年の補選落選の雪辱を期し、渡島東部旧4町村への浸透にも余念がない。高橋亨氏(民主・現)は昨年の補選勝利から初めての本選挙で、力量が問われる。

 北斗市区は、一昨年の渡島支庁区補選で当選した現職2氏が激突。長谷秀之氏(自民・現)は補選の得票で2位に甘んじた雪辱を期す。長尾信秀氏(民主・現)は参院選も視野に、1人区での勝利が命題。

 渡島支庁区は北斗市区の独立で、定数が1減の3となった。石田広紀氏(自民・新)は七飯町の主要課長を歴任した経験や実績、自民公認を武器にしている。川村正氏(自民・現)は渡島西部4町を地盤に、ベテランの立場からも議席を落とせない。岡田俊之氏(民主・現)は地盤の渡島北部から旧熊石町、森、七飯などにも浸透を図る。冨原亮氏(無所属・新)は前七飯町議の実績や人脈を生かし、幅広い層から集票を目指す。

 桧山支庁区は現職と新人の一騎打ち。福原賢孝氏(無所属・現)は激戦を制した前回同様、自民公認候補とのし烈な戦いで、民主と新党大地から推薦を得た。佐々木俊司氏(自民・新)は告示直前の2月末に擁立が決まり、桧山の保守勢力の大同団結を図り、現職に挑む。

 期日前投票は31日から4月7日まで、各市町で行われる。時間は午前8時半から午後8時までだが、投票場所によっては時間が異なる場合がある。場所や時間の問い合わせは各自治体の選挙管理委員会へ。

提供 - 函館新聞社



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