森町の夏まつり、町長逮捕で参加自粛も
update 2008/8/8 19:04
【森】森町の夏の一大イベント「夏のまつりinもり」(実行委主催)が7日、同町大通りをメーン会場に開幕した。町が発注した町消防防災センターの指名競争入札をめぐる談合事件で、町長の湊美喜夫容疑者(79)が逮捕され、毎年恒例の町長の開幕あいさつはなく、町職員で構成する2団体も8日の演舞「オニウシソイヤ」などへの参加を自粛した。
参加を自粛したのは、湊容疑者をはじめ町職員幹部43人で構成する「森和会」と、同会を母体に一般職員を加えた「遊・ゆう・森みこし」の2団体。それぞれ51人、76人が参加予定だったが、「町長逮捕を受け、組織としての参加を見送りたい」(町総務課)と実行委に伝えた。同まつりの協賛社として例年参加している星組渡辺土建の社員も、同事件で社長が逮捕、起訴されたのを受けて自粛した。
初日は松田勝利実行委員長が事件に触れることなく、「暑い暑い夏のひとときを楽しんで」と開会宣言。子供ふるさとワッショイまつりがオープニングを飾り、地元の剣道少年団、YOSAKOIソーランチームなど9団体が会場を盛り上げた。
町内森川町の女性会社員(28)は「人口減の影響もあって参加団体が減っている中、(事件で)参加がさらに減るのはさびしい」としながらも、「町政に問題はあるが、町民生活に影響はない」と祭りを満喫していた。
最終日の8日は午後6時半からオニウシソイヤのほか、登城奴、太鼓とみこしの共演など祭りの熱気はピークに。沿道に投票を求める「みこしコンテスト」も初開催される。
提供 - 函館新聞社
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