「現時点では町長信用」森町議会の全員協議会
update 2008/8/7 09:46
【森】森町長の湊美喜夫容疑者(79)が談合の疑いで逮捕されたのを受け、森町議会は6日、非公開の全員協議会を開いた。終了後に記者会見した長岡輝仁議長は、議員から同容疑者の辞職を求めたり、行政側の責任を問う声はなかったとした上で、「現時点では議会として、町長を信用するのが最善の策。この事件を調査する考えはない」と述べ、捜査の推移を見守る考えを示した。
会見には阿部真次副町長らが同席。長岡議長は「町長が否認している以上、辞職勧告をするつもりはないし、辞職の意志を聞くつもりもない」などとした。
この日の協議会には議員21人(定数22)が出席し、阿部副町長が町長逮捕の経過を報告し、議員からの質疑に答えたという。長岡議長は、町長に対する辞職勧告決議や議会の調査権限を行使する「百条委員会」設置などの対応について「現時点では考えていない」とし、「議員からの要請があれば、今後考えたい」と述べた。
また、阿部副町長は弁護士の話として「町長は談合事件への関与を否認している」とし、「町長は『自分は心配いらない。(取り調べに対し)言うべきことはきちんと話している。心配を掛けてすまないが、自分は大丈夫だ』と話している」と明らかにした。
町が入札の指名選考委を開かず、議事録を偽造するなどしていたことについて、選考委の委員長を務める阿部副町長は会見後、記者団の質問に対し「(選考委を開かないのは)慣例化していた。責任を感じている」としたが、長岡議長は「他の町村でもやっていること。重大な問題ではない」との認識を示した。
提供 - 函館新聞社
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