横綱目指し朝げいこ…九重部屋「福島町夏合宿」

update 2008/8/7 09:45

 【福島】大相撲九重部屋の「福島町夏合宿」が6日、同町福島の横綱記念館内相撲場で始まった。幕下以下の力士9人が参加し、初日から約3時間の朝げいこで汗を流した。

 福島町出身の九重親方(元横綱千代の富士)の若手育成を援護しようと地域が全面的に協力。比較的涼しい気候と豊かな自然環境の中、力士は未来の横綱を目指して鍛錬に励む。

 初日は午前7時からけいこが始まり、柔軟運動を中心にじっくりと体をほぐした。同8時から一般公開される中、四股(しこ)踏みやすり足、ぶつかりげいこなどに取り組んだ。東京で広報業務に携わる九重親方に代わり、佐藤善光マネジャーが「力入れて」「もっと!」などと大声で指導した。

 力士は歯を食いしばり、必死な表情でメニューをこなした。巨体がぶつかり合うと場内には衝撃音が響き、約40人の来場者はかたずをのんで様子を見守った。函館市の鈴木春代さん(56)は「力士の息づかいや動作を間近で感じられて感激した。今後も九重部屋を応援したい」と興奮気味に話していた。

 九重親方の指導は13日から、大関千代大海の参加は夏巡業後の19―22日を予定している。一般公開は午前8時から同10時ごろまで。11日は休み。入館料大人500円、子ども250円。町民は無料。

提供 - 函館新聞社



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