北電知内発電所データ改ざん問題、点検結果報告書を渡島支庁に提出

update 2007/3/31 10:55

 北海道電力知内発電所(知内町元町)が環境測定データを改ざんしていた問題で、北電は30日、再発防止策などをまとめた点検結果報告書を渡島支庁に提出した。北電は「今後、こうした事態が生じないよう、全社員が一丸となって取り組み、地元市町村はもとより、道民からの信頼回復に努めたい」としている。

 知内発電所では@冷却海水量A温排水温度差Bボイラー排出ガス量C発電機出力―のデータが改ざんされていたことが判明。道は2月の立ち入り検査で事実を確認するとともに、原因解明と再発防止策を報告するよう文書で行政指導を行っていた。

 報告書によると、知内発電所では新たに「航路ブイ設置に伴う申請漏れ」が判明。再発防止対策として「倫理教育の徹底やリスク管理能力の徹底」「業務品質管理の徹底」「地元との信頼関係構築の取り組み強化」などを挙げ、社内に企業倫理委員会を新設し、取り組みを徹底することを明記している。

 報告書を受けた道は「内容を精査した上、立ち入り検査等を実施するとともに、再発防止に向けた北電の対応を注視していく」としている。

提供 - 函館新聞社



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