はしか流行の恐れ…7月だけで7人発症

update 2008/8/6 12:33

 函館市内のはしかの発症者が7月末現在、昨年1年間の総数11人を上回る13人となった。特に7月だけで7人が発症していて、市立函館保健所や函館小児科医会(児島宏典会長)は流行する恐れがあるとして予防接種を呼び掛けている。

 同保健所によると、今年は2月に大学生や高校生ら4人、4月に大学生2人が発症。7月には小学生6人と20代の成人女性1人が発症した。ほとんどが予防接種を十分に受けていなかったという。7月の発症者激増を受けて、同保健所は市内の学校や保育所などにはしかのまん延防止対策と予防接種を促す通知文を送付した。

 同会によると、はしかは発熱、せきなど風邪に似た症状が3日ほど続いた後、全身に発疹(ほっしん)が現れる。感染力が強く重症化した場合、肺炎や脳炎を起こすこともあり、予防にはワクチンの接種が有効とされる。

 はしかの予防接種は1歳児(第1期)のほか、2006年から小学校に入学する前年(第2期)の計2回を受けることになっている。本年度からは5年間の期限付きで、中学1年生(第3期)、高校3年生(第4期)も実施している。 

 児島会長は「流行を防ぐためにも予防接種を受けてない人は受けてほしい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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