自然の中で「食育」学ぶ…函館、札幌から小学生19人参加し野菜収穫

update 2008/8/6 12:32

 【七飯】大自然を満喫しながら、食育や免疫について学ぶ2泊3日のツアーが6日まで、七飯町大沼などで開かれている。町内や函館市、札幌市などの小学生19人が参加。カヌー体験やコウモリ観察、収穫体験、寸劇仕立ての講義など楽しいプログラムで「食」を考える。

 これまで、観光と医療を組み合わせたスギ花粉疎開ツアーを成功させるなど、ヘルスツーリズムを定義付けた北大の西村孝司教授が理事長を務めるNPO法人イムノサポートセンター(札幌)、七飯町などが主催。北大や藤女子大の学生10人もボランティアとして、ツアーを支えた。

 5日の午前は町内大川の池田農園(池田誠悦代表)で昼食用のニンジンとジャガイモ、トウモロコシの収穫に挑戦。「ニンジンは嫌い」と言っていた児童も、先がとがり色の濃いニンジンに「おいしそう」と笑顔。池田代表は「本物の味を覚え、大人になったら自分たちで作ってほしい」とアドバイスした。その後、町文化センターで藤女子大の三田村理恵子講師の指導の下、ニンジンとホウレンソウのピューレを練り込んだピザを調理。新鮮な野菜も乗せたカラフルなピザで、自然の味を満喫した。

 食物自給率に興味があり参加したという城田祐人君(札幌ひばりが丘小4年)は「自然の中、虫取りなど楽しい体験ばかり」と笑顔。西村教授も「今後、新幹線も開通し、道南全体を活用した滞在型の観光が必要。今から受け皿を作っていることは強み」と新たな観光資源としての可能性を示唆した。

提供 - 函館新聞社



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