ふっくりんこ 今秋から全国販売へ
update 2008/8/5 09:57
道南生まれの銘柄米「ふっくりんこ」が「おぼろづき」とともに、今秋から全国販売されることになった。JA新はこだて(北斗市本町170)米穀課では「道産米のおいしさを全国に知ってもらうチャンス。地元の農家が努力して品質管理してきた成果を見せていきたい」と意気込んでいる。
ふっくりんこは北斗市の道南農業試験場で開発が進められた新品種で、2003年に試験栽培がスタート。この年は冷害だったにもかかわらず収量、品質ともに他品種を上回る作柄となり注目を集めた。「ふっくりんこ蔵部」という生産者組織が栽培、生産、出荷のガイドラインを作り、品質管理を徹底していることも特徴。06年には空知地域でも栽培がスタートし、現在は全道の栽培農家が参加する「ふっくりんこ産地サミット」を開き、新たに品質管理や出荷基準などを設けている。
今年度の道南地域でのふっくりんこの作付け面積は約1600ヘクタールで昨年から約500ヘクタール拡大。収量は6300トンを予定しており、空知地区と合わせると約1万トン。ホクレンでは全国販売を軌道に乗せることによって、23年度にはふっくりんこ販売量を約2万トンに倍増する目標を立てている。
JA新はこだて米穀課では「道南で産声を上げ、地元の農家が地道な努力を重ねながら育て守ってきたふっくりんこが、全国に新たな活路を見出すことになったのは意義深い。これまで以上に品質管理を徹底し、おぼろづきとともに北海道発高級ブランド米として定着するように頑張りたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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