8月もガソリン値上げへ
update 2008/8/1 12:55
石油元売各社による卸値価格の引き上げを受け、函館市内のガソリンスタンド(GS)も1日、店頭価格を値上げする見通しだ。上げ幅はレギュラーガソリン1リットル当たり5、6円が中心になるとみられる。夏休みが始まり、行楽や帰省シーズンを迎えた消費者への影響は当然大きいが、需要低迷や価格競争でGSを取り巻く環境も厳しさを増している。
7月1日の値上げ以降、市内の一部のGSでは需要喚起に向け、値下げ競争が激化した。今回の卸値価格の引き上げで、レギュラーガソリンを160円台まで下げていたセルフスタンドの中には、値段を元に戻す動きもあり、上げ幅は最大で18円前後になりそうだ。
市内のあるGSはセルフサービスが18円前後、フルサービスで6、7円値上げする予定。従業員は「7月に価格競争で12円下げたので、その分を戻して値上げしないと赤字になる」と窮状を明かす。
31日には、市内のGSで駆け込み給油の客が続々と訪れる光景が見られたが、「また値下げすると見込む客もいるので、前回(6月末)ほどの混雑ではない」とする関係者も。値上げ前に満タン給油した同市内の女性会社員(43)は「ガソリンが高すぎてほかの面でも節約している。遠出はしないし、夏休みの予定もない」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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