白百合高 生徒12人がボランティア研修でフィリピンへ

update 2008/7/30 10:03

 函館白百合学園高校(青木タマキ校長、生徒450人)の1―3年生12人が29日、ボランティア研修を通じてアジアの現状を学ぶため、函館空港からフィリピン・マニラ市に向けて出発した。ホームステイをしながら8月7日まで滞在し、姉妹校をはじめ、現地の人々と交流する。

 アジアの貧困や環境問題などに触れ、国際的な視野を広げてもらおうと、同校が「フィリピン・ボランティア・スタディー・ツアー」と銘打って初めて企画。同校と同じシャルトル聖パウロ修道女会(SPC)が設立母体の姉妹校セント・ポール・カレッジ・パッシグ校を訪ねる。

 このほか、フィリピンのSPC会員が奉仕活動しているスラム街、病院やストリートチルドレンのための施設を運営する同会員の医師、シスター・エヴァが医療活動を行う先住民アエタ民族の集落などを訪問。現地の子どもたちと触れ合い、奉仕活動を手伝う。

 この日は出発を前に、同空港で結団式が開かれ、青木校長が「文化や気候などの違いがたくさんあるが、恵まれない人を見て同情や傍観ではなく、共生する姿勢を学んでほしい」とあいさつ。生徒を代表し、管野慈(ちか)さん(1年)は「貴重な経験をしてひと回り大きく成長して帰ってきたい」と力強く語った。

提供 - 函館新聞社



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