日銀が夏休み親子見学会

update 2008/7/29 11:56

 小学生とその保護者を対象にした日本銀行函館支店(函館市東雲町14、市川信幸支店長)の「夏休み親子見学会」が28日、同支店で開かれた。参加者は支店内の見学や買い物ゲームを通じ、お金の価値や有効な使い道について知識を深めた。

 同支店が日銀の業務内容やお金の役割について考えてもらおうと、2006年から子どもたちの長期休暇に合わせて開催。見学会は午前と午後の2回で、公募した市内の小学5、6年生の児童と親ら計48組約100人が参加した。

 参加者は金融教育ビデオ「100万円あったら、どうする?」を鑑賞後、支店内の展示ルームで10キロ相当の1億円分の札束の“重み”や、1万円札の裁断くずでできた「1億円のいす」の座り心地を確めた。「カレー作りゲームに挑戦しよう!」と題したゲームでは、予算4000円内でカレーの食材やサラダ、デザートなどを購入。時勢を反映して商品価格が値上がりする仕掛けも盛り込まれ、子どもたちは電卓を手に、上手な家計のやり繰りに知恵を絞っていた。

 母親と妹と参加した函館千代田小6年の渡部景介君(12)は「買い物の楽しさや難しさが分かった。お金は大事に使い、これからお小遣い帳を付けようと思った」と話していた。

提供 - 函館新聞社



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