支庁再編、江差町で住民総決起集会

update 2008/7/29 11:54

 【江差】道の支庁制度改革に抗議する住民総決起集会が28日、江差町文化会館で開かれた。江差町など桧山管内7町から800人を超える住民が参加。地方の反対を押し切って、支庁再編条例の提案を強行した高橋はるみ知事に怒りの声をぶつけるとともに、支庁再編の前提となる公職選挙法の改正阻止を訴えて気勢を上げた。

 町、町議会、桧山支庁存続を求める住民団体(会長・飯田隆一江差商工会長)の共催。道町村会長の寺島光一郎乙部町長、管内の町長・町議会議長のほか、谷川弘一郎日高管内浦河町長、石垣雅敏根室市副市長が参加。党議拘束に反して支庁再編条例の採決で反対に回った道議会自民党の石塚正寛(留萌市)、松浦宗信(根室市)の両氏も出席した。

 濱谷一治江差町長は「本道のすみずみに光と希望を与えるのが知事の役割ではないか」と涙声で訴え、公選法改正阻止に向けた結束を呼び掛けた。寺島会長は「支庁改悪に大義も理念もない。道財政の悪化を地方に責任転嫁した。道議会では与党こそが知事の暴走を止めるべき。正義を貫く江差・浦河両町を145町村が支援する」と強調。谷川浦河町長も「支庁を切り捨て道庁はますます肥大化する。市町村は道の言いなりで良いのか。民主主義社会では許されない」と訴えた。

 石塚氏は、高橋定敏留萌市長が存続運動からの撤退を表明したことについて「住民団体や商工会議所は全くぶれていない。運動を続けたいと強く願っている。経済界を中心にしっかりと運動を継続する」と報告した。

 集会では打越東亜夫江差町議会議長が朗読した、支庁再編と公選法改正の阻止を求める決議を満場一致で採択。飯田会長の発声で参加者全員で「がんばろう!」とシュプレヒコールした。

提供 - 函館新聞社



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