大沼湖水まつり開幕

update 2008/7/27 21:02

 【七飯】ヒット曲「千の風になって」誕生の地・大沼で26日、第99回大沼湖水まつり(実行委など主催)が開幕した。先祖や水難者、災害被災者を弔う灯籠(とうろう)1100個が湖面に流され、来場者らは静かに手を合わせた。同まつりは大沼国定公園を会場に2日間の日程で、27日は灯籠流し、花火大会のほか、4月に完成した「千の風―」モニュメントを巡る千の風ツアーなどが行われる。

 同まつりは1906年、景雲寺(大沼)の住職が灯籠を湖面に浮かべた法要が起源。100回の節目を目前に控え、改めて、慰霊の原点に戻った。一方で「千の風―」を訳詩作曲した作家の新井満さんが「再生」をテーマとした同曲誕生のエピソードと、大切な人を亡くした人を弔う同まつりとのつながりに興味を持ったことから、本年度からインターネットで灯籠を販売し全国にまつりをPRした。

 この日は新井さん夫妻も参加し、午後6時45分、灯籠を手にした約100人が大沼国際交流プラザ前を出発し、メーン会場に到着。町内9寺で構成する七飯仏教会の住職らが御詠歌を唱えた後、供養者や檀家(だんか)らがそっと湖面へと灯籠を浮かべた。“千の風”に揺られ湖面に点在するほのかな光に、来場者らは故人をしのんだ。

提供 - 函館新聞社



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